ブロックチェーンとは分散型台帳のことで、暗号技術によって鎖でつながれた情報の共有データベースである。「分散型」とは、一般的なデータストレージのように集中管理されたサーバーではなく、多くのコンピューターに保存されていることを意味する。
これらのコンピュータにインストールされた自動化プログラムのネットワークがブロックチェーンを管理し、その運用に必要な機能を実行する。
ブロックチェーン上のブロックは、ブロックヘッダ、トランザクションカウンタ、ブロックに記録されたトランザクションを含むスプレッドシートのセルに例えることができる。トランザクション・カウンターは、そのブロックにいくつのトランザクションがあるかを列挙し、ブロック・ヘッダーはいくつかの要素で構成されている:
- ソフトウェアのバージョン: ブロックチェーンが稼働しているバージョン
- 前のブロックのハッシュ: 前のブロックの暗号化された情報
- Merkleルート: 1つのハッシュ(暗号化された情報)で、過去のトランザクションのハッシュ化された情報をすべて含む。
- タイムスタンプ: ブロックがオープンされた時刻
- 難易度ターゲット: マイナーが解決しようとしている現在のネットワーク難易度問題
- Nonce: "number used once "の略で、マイニング問題を解決し、ブロックをオープンするために使用される。
前述の通り、各ブロックには前のブロックのハッシュ化された情報が含まれる。これにより、暗号化されたブロックの連鎖ができ、ブロックチェーンの最初のブロックまで遡り、すべてのブロックの情報が含まれる。
ブロックからブロックへとリンク(連鎖)されたデータにより、分散型台帳はブロックチェーンと呼ばれるようになった。